|
Windows版「Opera 9.02」
|
ノルウェーのOpera Softwareは21日、「Opera 9.02」を正式にリリースした。Windows版、Mac版、Linux版などが用意されており、日本語版もある。9.01以前のバージョンには深刻な脆弱性が存在したため、ユーザーはOpera 9.02にアップグレードすることが推奨されている。
発見された脆弱性とは、Operaに実装されていたOpenSSLでRSA署名を偽造できてしまうこと。偽のSSLサーバー認証書を正当なものとしてOperaが認めてしまう問題が存在した。
Opera 9.02ではこのほかにもいくつかのバグが修正されている。ブラウザの安定性が向上し、特に「my.yahoo.com」で散見された不安定性の問題も解消された。また、ナローバンド利用時のWebサイトログインの扱いが改良されたほか、長いメールをダウンロードする際にCPU使用率が異常に高くなる問題も解消されている。
Windows版では、Windows XP Media Center Editionのリモートコントロール機能をサポート。Mac版では28文字以上のWebアーカイブファイル名が使用できるようになったこと、Schubert PDFプラグインが再び利用できるようになったことの改良点がある。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://www.opera.com/download/
■関連記事
・ 「Opera 9.01」リリース、安定性向上とバグ修正(2006/08/03)
・ OpenSSLなどにRSA署名が正しく検証されない脆弱性(2006/09/12)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/09/22 11:44
- ページの先頭へ-
|