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「次のビル・ゲイツを」IPAがソフトウェア分野の天才12人を認定


IPA理事長の藤原武平太氏

三次元モデルからぬいぐるみの型紙を作り出す「ぬいぐるみモデラー」を開発した東京大学大学院の森悠紀氏
 情報処理推進機構(IPA)は、ソフトウェア関連分野の天才的な人材を発掘・育成する「未踏ソフトウェア創造事業」において、12人を「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定。24日に、認定証の授与式を開催した。

 IPAでは2000年度より、経済産業省からの補助を得て未踏ソフトウェア創造事業を実施。同事業では、「新規性(未踏性)」「開発能力」「将来の可能性」を基準に、担当プロジェクトマネージャー(PM)が特に優秀であると評価した開発者を天才プログラマー/スーパークリエータとして認定している。2005年下半期では、236件の応募から12人が選ばれた。

 今回天才プログラマー/スーパークリエータに認定されたのは、ブログやWiki上でイラストを共有できるドローツール「Willustrator」を開発したはてなの神原啓介氏や、三次元モデルからぬいぐるみの型紙を作り出す「ぬいぐるみモデラー」を開発した東京大学大学院の森悠紀氏など。森氏は、「未踏ソフトウェア創造事業を通じて、普段接することのできない多くの人に出会え、刺激を受けることができたことが宝物」と喜びを語った。

 IPA理事長の藤原武平太氏は、「これまで未踏ソフトウェア認定事業では、99人を『天才プログラマー/スーパークリエータ』として認定した。この中には、起業したり専門誌に論文を発表した人も多い。今後も、優れた人材を発掘していきたい」とコメント。また、経済産業省情報処理振興課課長の鍛冶克彦氏は、「未踏ソフトウェア認定事業は、国家プロジェクト。日の丸を背負って、次のビル・ゲイツやセルゲイ・ブリンを目指してほしい」とエールを送った。


「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定された12人

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URL
  情報処理推進機構(IPA)
  http://www.ipa.go.jp/

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( 増田 覚 )
2006/10/24 19:10

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