インターネットイニシアティブ(IIJ)は、個人向けインターネット接続サービスの「IIJ4U」と「IIJmio」で実施している迷惑メール対策「Outbound Port 25 Blocking(OP25B)」の規制を拡大し、21日より同社のメールサーバーを経由せずに送信されるすべてのメールを遮断する。従来は携帯電話ユーザー宛のメールが遮断対象だった。
OP25Bは、ISPが提供するメールサーバーを経由せずに送信しようとするメールのトラフィック(SMTPが使用するTCP 25番ポート)を遮断するもの。迷惑メールの多くがISPの送信メールサーバーを利用せず、直接、TCP 25番ポートを経由して送信されていることから、迷惑メール対策に有効な方法とされている。
IIJでは2005年10月、IIJ4UおよびIIJmioにおいてOP25Bを導入し、同社が指定するメールサーバーを経由しない主要携帯電話事業者(NTTドコモ、au、ツーカー、ソフトバンクモバイル)宛のメールに対して、送信規制を実施していた。今回の規制拡大では、同社のメールサーバーを経由しないで送信されるすべてのメールを遮断。これにより、IIJのネットワークから迷惑メールが送信されることを防ぐとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2006/1114.html
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( 増田 覚 )
2006/11/14 12:52
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