NTTドコモ東北は27日、販売代理店のドコモショップ青森新町店(青森市)の顧客情報402人分が、P2Pファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。同店に所属するスタッフの私物PCが、ウイルスに感染したことが原因という。
流出したのは、ドコモショップ青森新町店で管理している顧客情報で、個人60人の氏名と携帯電話番号、法人342社の会社名と住所、固定電話番号、携帯電話番号など。なお、これらのデータが保存されているファイルにはパスワードが設定されており、現在まで、流出したデータの不正使用は確認されていないとしている。
NTTドコモ東北では、社内だけでなく販売代理店についても、責任者の許可なく業務関連情報を社外へ持ち出したり、Winnyをはじめとするファイル共有ソフトを使用することを禁止していた。今回の流出を受け、「業務関連情報を自宅等社外へ持ち出さない」「自宅パソコンで業務関連情報をインストールしない」など、再度個人情報の取り扱いに関する周知・教育の徹底および総点検を実施するとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.docomo-tohoku.co.jp/pc/info/notice/page/061127.html
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( 増田 覚 )
2006/11/28 12:29
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