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青空文庫、著作権の保護期間延長に反対する署名活動


 著作権が消滅した作品をインターネット上で公開している「青空文庫」は1日、著作権保護期間の延長に反対する署名活動を開始した。署名は4月30日まで受け付け、5月中旬に国会に提出する予定だ。

 青空文庫は、作者の死後50年を経過して著作権が消滅した作品を6,000以上公開している。現在、日本音楽著作権協会(JASRAC)など一部の権利者団体と米国政府が、著作権の保護期間を現在の「死後50年」から「死後70年」に延長するように求めているが、青空文庫ではこの延長に反対している。

 署名の請願趣旨では、「作者の存命中に加えて、死後も50年まで保護する従来の設定を守っても、創作活動の支援の水準は、変わらず保てます。一方これを維持すれば、今後は、作品の利用をいっそう促せます」と、現在の著作権保護期間を維持すべきであると主張している。

 一方、著作権の保護期間を死後70年に延長することについては、「翻案や翻訳が制約され、上演や演奏の機会がへって、死蔵作品がふえかねません。個人の創造力は、生物的な死によって失われることを踏まえれば、死後の保護期間をこれ以上延ばしたとしても、創作に、より手厚い支援を与えられるかは疑問」との考えを示している。

 青空文庫では、署名用紙を配布するとともに、著作権の保護期間延長反対を訴えるロゴマークを作成し、賛同者のブログなどに貼り付けてほしいとしている。


関連情報

URL
  著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名
  http://www.aozora.gr.jp/shomei/#renraku
  署名用紙(PDF)
  http://www.aozora.gr.jp/shomei/shomei.pdf
  署名用紙を送付する封筒(PDF)
  http://www.aozora.gr.jp/shomei/atesaki.pdf

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( 増田 覚 )
2007/01/09 15:06

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