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少年による知能犯の検挙数が増加、ネットがらみの詐欺など


 警察庁は15日、2006年における少年非行などの概要をとりまとめた報告書を同庁のサイトで公開した。インターネットオークションやオンラインゲームなどインターネットがらみの事件や、児童ポルノ、出会い系サイト規制法違反などの事例も報告されている。

 2006年における刑法犯少年の検挙人員数は11万2,817人(前年比8.8%減)で3年連続して減少したが、罪種別で見ると、知能犯だけが1,294人(同11.6%増)と増加した。このうち1,186件を占めるのが詐欺で、報告書では、1月に福岡で検挙された高校生によるインターネットオークション詐欺事件が紹介されている。

 これは、17歳の男子高校生が2005年4月から2006年1月までの間、携帯電話の虚偽の出品を行ない、大学生に26,500円で落札させ、自分の口座に入金させたというものだ。この少年は、同様の手口で約80人から約130万円を騙し取っていたという。

 このほか、インターネットがらみの事件としては、18歳の女子高校生が同級生の氏名や携帯電話番号とともに誹謗中傷する内容の書き込みをBBSに行なった名誉毀損事件(1月、香川)、15歳の男子中学生がオンラインゲームで知り合った13歳の女子中学生を恐喝し、仮想通貨を奪ったり、IDとパスワードを聞き出して不正アクセスした事件(3月、滋賀)、15歳の男子中学生がBBSを通じ、オンラインゲームのアイテムを売ると偽って、会社員など6人から約15万円を搾取した詐欺事件などが報告されている。

 一方、少年が被害者側となる事件では、児童買春の検挙件数が1,613件(前年比2.2%増)で、このうち出会い系サイトに関わるものが775件(同18.5%増)だった。また、児童ポルノによる検挙件数は616件(同31.1%増)で、このうちインターネットに関わるものが250件(同83.8%増)だった。

 児童ポルノ事件の事例としては、インターネット関連会社社長が、児童ポルノを掲載したサイトに誘導するメールを無差別に送信し、児童ポルノ画像をクリックした人から入会料などを騙し取った事件(6月、大阪)などが報告されている。

 なお、出会い系サイト規制法違反は、検挙件数が47件(前年比161.1%増)、検挙人員が48人(同182.4%増)と増加した。


関連情報

URL
  少年非行等の概要 平成18年1〜12月(PDF)
  http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen34/20070215.pdf

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( 永沢 茂 )
2007/02/16 17:52

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