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IIJ、Winny応用技術「SkeedCast」採用のコンテンツ配信サービス


 インターネットイニシアティブ(IIJ)は28日、P2P技術を応用した配信システム「SkeedCast」を使用したダウンロード型のコンテンツ配信サービスを4月より提供開始すると発表した。

 SkeedCastは、P2Pファイル交換ソフト「Winny」の作者である金子勇氏が参画し、ドリームボートが開発したコンテンツ配信システム。配信ネットワークを「コンテンツ提供者」「配信ネットワーク」「視聴者」の3種類に分離し、配信ネットワーク部にP2P型のネットワークを用いる。コンテンツを配信システムにアップロードできるのはコンテンツ提供者に限られ、期限の過ぎたコンテンツを削除する配信管理機能なども備えるため、P2P型配信ネットワークの利点を活かしつつ、著作権等の完全な管理運用が可能としている。

 IIJでは、高画質コンテンツとそれを再生できるPCやデジタルTVの市場拡大に対応するため、高画質コンテンツを配信できるプラットフォームを新たに構築するとして、第1弾としてSkeedCastを採用したダウンロード型の配信サービスを4月に開始。IIJでは今後、H.264形式にも対応し、従来からのストリーミング型の配信サービスをより広範なニーズに対応できるプラットフォームとし、高画質コンテンツ配信プラットフォームサービスを積極的に展開するとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(IIJ)
  http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2007/0328.html
  ニュースリリース(ドリームボート、PDF)
  http://www.dreamboat.co.jp/news/img/press_070328.pdf

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( 三柳英樹 )
2007/03/28 12:38

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