りそな銀行と埼玉りそな銀行は25日、インターネットバンキングの不正取引が発生したとして、利用者に対してPCの利用に関して注意を呼びかけた。同様の被害と疑われる事象が、りそな銀行の1顧客、埼玉りそな銀行の3顧客で判明した。
インターネットバンキングのパスワードが盗まれ、顧客の口座から身に覚えのない振込が行なわれたという。銀行側のシステムから顧客情報が流出したものではないとしている。
パスワードの漏洩経路は不明だが、これを受けて両行では、心当たりのないメールの添付ファイルを開くこと、不自然なフリーソフトのダウンロード、不審なWebサイトへのアクセス、Winnyなどのファイル交換ソフトの利用、ネットカフェなど不特定の人が利用するPCからの取引を行なわないよう呼びかけている。
このほか、両行のサイトでも提供しているセキュリティツール「nProtect Netizen」の利用や、りそなダイレクトで提供しているソフトウェアキーボード機能の利用、また、インターネットバンキングの利用履歴の確認や振込限度額の設定見直しも勧めている。
関連情報
■URL
りそな銀行「インターネットバンキングでの不正取引について」
http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/kojin/gochui/detail/070425/index.html
埼玉りそな銀行「インターネットバンキングでの不正取引について」
http://www.resona-gr.co.jp/saitamaresona/kojin/gochui/detail/070425/index.html
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( 永沢 茂 )
2007/04/27 15:01
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