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緊急地震速報が10月より一般提供、CATV回線の専用端末は2万円程度から


iTSCOMの緊急地震速報専用端末
 東京・神奈川でサービスを展開するCATV事業者のイッツ・コミュニケーションズ(iTSCOM)は30日、専用端末を使った緊急地震サービスを10月1日より開始すると発表した。CATVやインターネットなど同社有料サービスの加入者が対象で、月額料金は無料だが、23,000円の専用端末が必要となる。

 緊急地震速報とは、震源に近い地震計の観測データをもとに各地の主要動の到達時刻や震度を推定し、主要動が到達する数秒〜数十秒前に伝えるもの。気象庁が一般向け運用を10月1日に開始するのにあわせて、iTSCOMでもサービスを開始する。同社では、2007年度中に11,000台の設置を目指すという。

 加入者宅に設置した専用端末に、CATV回線を通じて緊急地震速報を配信する。例えば「あと10秒後に震度4の地震がきます。10、9、8……」というように音声で伝える。iTSCOMによれば、CATV網を利用することで、エリア内を細分化し、そのエリアごとに予測到達時間と予測震度が伝えられるという。なお、専用端末に無線で接続する子機(13,000円)も用意する。

 iTSCOMのほか、愛知県豊田市などでサービスを展開するひまわりネットワークも、CATV回線を通じた加入者向けの緊急地震速報サービスを10月1日に開始予定だ。月額料金は無料で、専用端末は20,000円程度で販売する。

 ひまわりネットワークによれば、今春から社内実験を実施しており、その間に発生した能登半島沖地震や新潟県中越沖地震などでは、ほぼ正確な発報実績があったとしている。懸念されている東海地震や東南海地震において、この仕組みが活用できるのではないかと期待しているという。

 なお、気象庁では、緊急地震速報を受信した際の対応について、自治体や学校、企業などが行動訓練を実施できるように訓練用キットを作成し、同庁のサイトで公開した。緊急地震速報をテレビで受信したという設定で、全国8地域の地震を想定したWMV形式の動画などを用意している。


関連情報

URL
  iTSCOMのニュースリリース
  http://www.itscom.jp/release/article/fy2007/070830.html
  ひまわりネットワーク「ケーブル地震速報」
  http://www.himawari.co.jp/page.jsp?id=5024
  気象庁「緊急地震速報受信時対応行動訓練用キットVer.1.0」について
  http://www.jma.go.jp/jma/press/0708/27a/kunrenkit.html

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( 永沢 茂 )
2007/08/31 15:15

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