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8月1日から8月31日までのWinnyノード数の推移
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8月1日から8月31日までのShareノード数の推移
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ネットエージェントは16日、8月1日から8月31日までにファイル交換ソフト「Winny」および「Share」を使用していたPCの台数(ノード数)を発表した。1カ月間の平均ノード数はWinnyが約34万で、ゴールデンウィーク期間(4月26日から5月7日まで)に比べてやや減少したが、年末年始(2006年12月15日から2007年1月8日まで)の平日とほぼ変わらず、依然として多くのユーザーが日常的に利用していることがわかった。一方、Shareの平均ノード数は約15万で、特にお盆明けの8月19日には17万に迫り、観測以来最大値を記録したという。
Winnyのノード数は31万から41万を推移し、平均約34万ノード。調査期間で最もノード数が多かったのは8月27日(月曜日)の407,315台で、最も少なかったのはお盆期間中の8月16日(木曜日)で317,547台だった。ネットエージェントが5月10日に発表したGW期間のノード数(最大が534,664台、最小が338,759台)に比べると減少したが、1月10日に発表した年末年始のノード数(最大が454,947台、最小が295,381台)の平日のノード数とほぼ同じ数値だったという。
また、Shareのノード数は13万から17万を推移し、平均約15万ノード。これはGW期間のノード数(最大が152,360台、最小が129,841台)の平均値を上回る結果となった。調査期間で最もノードが多かったのは8月19日(日曜日)の167,512台で、観測以来最大値を記録。最も少なかったのはWinnyと同じく8月16日の135,844台だった。
ノードとは、Winny/Shareを起動してP2Pネットワークに接続しているPCのことで、観測時点でWinny/Shareを使用しているPCを示す。ネットエージェントでは同社独自の検知システム11台を稼働させることで、平日で延べ約350万台のWinnyノード情報を取得。IPアドレスなどで重複分を削除してユニークノード数を確定している。
一方、ShareのノードはWinnyよりもノード情報の寿命が長いため、発見されたノードを集計すると1日約90万ノードが発見されたが、多くのノードはIPアドレスが変更されているか、すでにShareが起動されていないという。そのため、発見されたファイル情報から更新日時(ダウンロードしたファイルブロックの最新日時)が同じファイルを持つノードを集計し、重複を除いたノード数が実態のノード数に近いと考え、この値を1日のノード数として発表している。
関連情報
■URL
Winnyのノード数
http://forensic.netagent.co.jp/winny-node.html
Shareのノード数
http://forensic.netagent.co.jp/share-node.html
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( 増田 覚 )
2007/10/16 16:03
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