トレード・ミー・ジャパンとMADは29日、両社が運営する音楽CD物々交換サイトを統合すると発表した。MADがトレード・ミー・ジャパンに事業売却を行なう。これにより、MADが運営する「beatrade」は閉鎖し、トレード・ミー・ジャパンのサービス「トレード・ミー」に一本化される。
事業統合にあたり、beatradeの会員は12月17日で、トレード・ミーの会員に自動移行される。移行に際しては、旧beatrade会員が登録していた音楽CDの情報もトレード・ミーに引き継がれる。トレード・ミーでは今後、独自にサイトの充実を図るとともに、beatradeが提供していたサービスを随意取り入れていくとしている。
今回の事業統合の理由について両社は、「音楽CD物々交換サイトを中心とした音楽事業の競争優位性を高め、より良いサービスの実現をするため」と説明。また、MADによれば、「以前は無料で使えていた音楽CDのデータベースの利用が難しくなり、有料のデータベースを導入する必要が出てきた」。サービス運営費が高騰したことなどから、事業売却に踏み切ったとしている。なお、売却費は非公表。
関連情報
■URL
beatrade(事業売却に関するお知らせ)
http://www.beatrade.net/modules/news/?mod=article&storyid=24
トレード・ミー
http://trade-me.jp/
■関連記事
・ CD交換サイト「トレード・ミー」、データベース刷新で廃盤CDも網羅(2007/11/19)
・ CDやレコードなど音楽アイテムを物々交換できる「beatrade」(2007/07/20)
・ Amazonの商品データベース提供打ち切りで物々交換サイトに影響(2007/10/24)
( 増田 覚 )
2007/11/30 12:31
- ページの先頭へ-
|