|
Virgin Galacticの宇宙船。パイロット2人、乗客6人
|
|
小僧comの平松庚三代表取締役会長兼CEO。宇宙旅行の費用は約20万ドル
|
小僧comは15日、代表取締役会長兼CEOに平松庚三氏(ライブドアホールディングス前社長)が就任したことを発表した。同日開催した記者会見では、平松氏が参加する英Virgin Galacticの宇宙旅行についても説明した。
平松氏は、ライブドアホールディングスを2007年12月に退職し、2008年1月25日に小僧comの代表取締役会長兼CEOに就任した。平松氏は、「これまでは雇われ社長が多かったが、将来は自分が資金を出して、他のIT企業の社長のように起業したいと思っていた」と話す。
「ITは技術の流れが速く、途中参加で他と同じようにやっていくのは厳しい。最後まで考えていたビジネスプランは2つあって、1つは農業、もう1つはシニア関連事業だった。老後という言葉は大嫌い。人生というゲームは後半戦が面白い。楽しく賢く豊かに、できれば社会に貢献したいとの考えから、シニアのコミュニティは面白いと思った。」(平松氏)
小僧comが運営する「小僧 SNS」は、2006年9月に開始したシニア向けのコミュニティサイト。現在の会員数は5,500人で、会員の平均年齢は45歳。平松氏は、「小僧ではオフ会などのイベントを行なうことで、『ITは危険』という60代の不安を払拭している」と説明する。小僧 SNSでは今後、平松氏の宇宙旅行記も紹介するという。「私の活動を伝えることで、60代はまだまだこれからということをアピールしたい」と意気込みを語った。
記者会見では、宇宙旅行の訓練風景も紹介した。Virgin Galacticでは、今年の夏に試験飛行をする予定。早ければ2009年の1~3月には飛び立つという。宇宙旅行では大気圏外を15~20分飛行する。平松氏は、「大気圏外に出たら、自分の家を見てみたい」と話した。
|
|
|
小僧 SNS
|
宇宙旅行の訓練施設。遠心力で6倍の重力を体験できる
|
地上帰還時などに伴う6Gを体験する平松氏
|
|
|
|
平松氏の訓練風景。過酷な状況での身体機能をチェックするため、センサーを付けている
|
訓練専用機内。急降下することで20秒ほど無重力状態を再現できる
|
宇宙船(中央)を専用機で上空3万メートルまで輸送。その後、宇宙船は離脱し、大気圏外へ向かう。遊覧した後は、グライダーのようにして地上へ戻るという
|
関連情報
■URL
小僧com
http://www.kozo-japan.com/
■関連記事
・ ライブドアが有人宇宙飛行に“新規参入”~堀江社長「早ければ3年以内に」(2004/12/16)
・ 堀江貴文氏との宇宙旅行ビジネス構想掲げたベンチャー企業が破産(2008/01/10)
・ ライブドアHD新社長は企業再生のプロ、弁護士資格も持つ34歳(2007/10/24)
( 野津 誠 )
2008/02/15 21:23
- ページの先頭へ-
|