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「RITEA認定パーソナルコンピュータ内蔵ハードディスクドライブデータ消去ソフトウェア」のロゴ
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有限責任中間法人中古情報機器協会(RITEA)は19日、PC用HDDデータ消去ソフトの評価・認定を実施すると発表した。同日、1回目の評価を発表し、認定ソフトウェア6製品を公表した。
中古PCを売買・譲渡する際には、情報漏洩の防止対策として、特にHDDのデータ消去が重要になっているという。「RITEA認定パーソナルコンピュータ内蔵ハードディスクドライブデータ消去ソフトウェア」資格制度では、適切にデータが消去できているかなどを評価し、中古情報機器を扱う業者が安心して使用できるデータ消去ソフトの具体化を目指す。
調査項目は、1)間違いなくデータが消去されていることを確認する「データ消去評価」、2)HDDにインストールされたOSに依存せずに消去が可能であるという「OS非依存性評価」、3)HDDに不具合があった場合にそれを検出できるという「HDD不具合検出評価」、4)処理後のメッセージやログが適切かどうかの「処理終了メッセージ評価」、5)消去作業終了書の電子データが作成可能かどうかなどの「証明書機能評価」──の5つで構成されている。
認定されたソフトウェアには同資格のロゴを掲示可能。RITEAのWebサイトでも、資格を取得したベンダーの情報を公開していく。今回、認定されたソフトは、「Blancco-Data Cleaner+ Version4.8」(開発元:Blancco Oy Ltd.、国内総販売代理店:オークネット)、「DataSweeper Ver 1.9x」(アドバンスデザイン)、「FlashErase V 1.1.x」(ウルトラエックス)、「FlashErase TEE V 1.1.x」(東電環境エンジニアリング)、「Neo'z NEODELETE HD データ内容消去ソフト ver2.0」(NTTネオメイト)、「Perfect Easy Eraser 3 Ver 3.02a」(開発元:オリエントクリエイティブ、販売元:オリエント測器コンピュータ)。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.ritea.or.jp/080219.pdf
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( 永沢 茂 )
2008/02/19 20:34
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