Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

ブログで商品情報に接触する人は約9割、ニフティとビデオリサーチ調査


ブログ記事で商品やサービスに関する情報への接触状況
 ニフティとビデオリサーチは3日、「ブログサイトに関する共同研究調査」の結果を公表した。ニフティ内の専門組織「ニフティ研究所」とビデオリサーチが2007年10月に開始した共同研究をまとめたものだ。

 国内の15歳~49歳を対象とし、ブログを保有して週1回以上更新している「ブロガー」と、ブログを保有せず、ブログを週1回以上閲覧している「ノンブロガー」に分類して調査を行なった。実施期間は2007年12月で、ブロガー/ノンブロガー各530サンプル(合計1,060サンプル)を得た。

 調査結果によれば、商品情報を含むブログに接触しているユーザーは87.5%で、そのうちの96.0%はブログを情報源として活用し、さらに63.9%は記事の内容を信頼していた。また、「お菓子や非アルコール飲料」「旅行」に関するブログを見た場合、他のメディアに比べ、その商品・サービスへの「親しみ」や「信頼感」を醸成している傾向が見られた。

 調査では、ブロガーが記事を書くスタンスについて、アクセス数の多いブロガーと、一般ブロガーに分けて比較している。全体では、「記事の読みやすさ」「読み手に共感されると嬉しい」が70%以上で多い。アクセス数の多いブロガーは、「定期的な更新」78.6%、「話題性のある内容を取り上げる」59.0%、「価値のある情報を提供する」53.0%、「人の役に立ちたい」41.9%の項目において、一般ブロガーよりも特に比率が高くなっている。

 記事を書く際の情報源については、ブロガー全体を見ると「自らの体験・経験」「自らの思想・考え」が約80%以上を占めた。さらに、アクセス数の多いブロガーに限ると、「他人のブログの内容」51.3%、「ブログ以外のサイトの内容」65.8%、「ネット以外のマスメディアの内容」67.5%の比率が高くなっており、自分の経験や考えに加え、他者の情報も参考にした上でブログを書いていることがわかった。


ブログ記事をアップする際の気持ちなど ブログ記事をアップする際の情報源について

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nifty.co.jp/cs/08kami/detail/080403003347/1.htm

関連記事
CGM利用者は他人の購買行動に強く影響を与えている~CGM市場動向分析(2006/09/22)
CGMにおける購買行動への影響力はSNSよりブログが強い、日経リサーチ調査(2007/01/22)
「ニフティ研究所」設立、Web 2.0分野のマーケティングを支援(2007/04/26)


( 野津 誠 )
2008/04/03 17:02

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.