サイボウズ・メディアアンドテクノロジー(サイボウズMT)は30日、2005年から2007年までの3年間に発生した主な個人情報漏洩事故をまとめた「日本情報漏えい年鑑2008」について、一部を抜粋したダイジェスト版をWebで無償公開した。
「日本情報漏えい年鑑2008」は、2005年から2007年に国内で発生した主な個人情報漏洩事故440件を収録している。この年鑑に基づく集計では、主な個人情報漏洩事故のうち、組織内部からの攻撃あるいは原因による事故が全体の7割を占め、内部統制やコーポレートガバナンスの必要性を裏付ける結果になったとしている。また、Winnyなどのファイル共有ソフトが関与する情報漏洩は、全体の3割を占めている。
2005年から2007年の間に発生した個人情報漏洩事故の漏洩人数による規模比較では、1位が2007年3月に発生した大日本印刷の約864万人、2位が2006年12月に発生した日産自動車の約538万人、3位が2006年6月に発生したKDDIの約400万人となっている。
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■URL
ニュースリリース
http://ns-research.jp/press/11442.html
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( 三柳英樹 )
2008/04/30 16:40
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