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ニコニ・コモンズのトップページ
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ニワンゴは、「ニコニコ動画(夏)」などで利用できる著作物の投稿・管理サイト「ニコニ・コモンズ」を15日に開設した。無料のニコニコIDで利用できる。
「ニコニ・コモンズ」では、著作権者が作品(素材)を登録して利用条件を設定する。素材を利用したいユーザーは定められた条件のもとで、素材をダウンロードして利用できる。著作権者が設定できる条件としては、「作品の改変を許可する」ことが前提で、利用目的として「非営利目的利用に限定」「営利目的も許諾」「営利目的利用には別途許諾が必要」を選べる。また、掲載箇所は「インターネット全体に許可」「ニコニ・コモンズ対応Webサイトに限定」から選ぶ。これらを組み合わせることで、6パターンの利用条件を設定できる。なお、条件は、著作権者が後から変更できるほか、作品利用を有償化することも可能だ。
「ニコニ・コモンズ」では、作品ごとに「ニコニ・コモンズID」を付与して管理する。利用者は、登録作品を利用した二次創作物などを公開する際に「ニコニ・コモンズID」を自己申告する。派生作品は、「SMILEVIDEO」など「ニコニ・コモンズ」対応サイトにアップロードできるが、「ニコニ・コモンズID」を付記することで、著作物の利用状況が明確化され、著作権者は自分の作品から派生した作品を追跡し、作品の関連性を継続して把握することができるという。さらに、作品の登録日や利用条件の変更履歴、利用者による作品のダウンロード数やダウンロードした利用者の情報も管理されているので、それぞれの情報を参照することも可能だ。
「ニコニ・コモンズ」には、プロ・アマ問わず作品を登録できる。現在登録できる作品は、音声、動画、画像で、順次種類も追加される予定。なお、登録できる作品は、原則として登録者自身が創作したオリジナル作品となるが、登録者と著作権者の間で利用条件の設定も含めて権利処理が完全に行われたものであれば、他人が権利を保有する作品もしくはそれを一部含んだ作品の登録もできるという。
「ニコニ・コモンズ」登録作品を利用する場合は、公序良俗に反する利用や、作品の関係者の名誉声望を害するような利用を禁止している。また、利用条件に反しない場合であっても、著作権者が望まない利用の仕方として付記した内容にあたる利用をした場合には、利用を禁止される場合もある。公序良俗に反すると認められる作品は、ニコニ・コモンズ事務局の判断により削除される。さらに、権利侵害作品は、権利者からの申し立てなどに基づき削除される。
このほか、「ニコニ・コモンズ」は、APIを提供することで、「SMILEVIDEO」以外の外部サイトも対応できる。外部対応サイトの第1弾として、クルークの運営するイラスト特化型SNS「pixiv」が予定されている。
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6パターンの条件設定
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関連情報
■URL
ニコニ・コモンズ
http://www.niconicommons.jp/
ニュースリリース
http://info.niwango.jp/pdf/press/2008/20080815.pdf
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( 野津 誠 )
2008/08/18 13:14
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