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TCAなど、ブラックリスト原則適用などフィルタリング新施策


 電気通信事業者協会(TCA)、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルは、有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)について、新たな取り組みを行うと発表した。

 今回発表された施策は全部で4つ。18歳未満の既存ユーザーに対して、親権者から「不要」の申し出がない場合、原則的にブラックリスト(特定分類アクセス制限方式)が設定されることになった。これは2008年度中に実施される。

 また、第三者機関のモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が「健全なサイト」と認定したサイトについて、各社のフィルタリングサービスに反映させ、ブラックリストの対象外とする。またカテゴリー基準も第三者機関の意見を踏まえ、必要に応じて改善していく。

 フィルタリングサービスそのものについては、現在の機能だけではなく、ユーザー自身がフィルタリング対象を設定する機能、あるいはユーザーの選択肢を増やすようなサービスの提供を今後も目指していく。

 またTCAでは、四半期ごとにフィルタリングサービスのユーザー数を発表する。7月末時点でのフィルタリングサービス利用者数は約430万人となっており、次回は9月末時点の実績を10月上旬に発表する。

 なお今回新たな施策として発表された、18歳未満の既存ユーザーに対するブラックリスト原則適用、EMAによる認定の反映、フィルタリングサービスの拡充については、今後各社からサービス提供時期や詳細が改めて発表される予定となっている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.tca.or.jp/japan/news/080912.html
  関連記事:キャリア各社、フィルタリング新施策の実施時期など発表[ケータイ Watch]
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41804.html

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( 関口 聖 )
2008/09/12 19:07

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