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音楽業界の主要収入源はデジタルライセンスへシフト

Forrester Researchが予測

 米Forrester Researchの欧州部門は19日、デジタルライセンス収入が今後、欧州の音楽業界における主要な収入源になっていくとの予測を発表した。2013年までには、音楽市場に費やされる金額の57%をデジタル音楽が占めるようになるとしており、これらデジタルライセンス収入は12億ユーロに上るとしている。CD売り上げの減少や、Appleの「iTunes Store」などインターネットの新しい音楽ビジネスモデルの成熟、消費者による音楽の違法ダウンロード減少の兆しが見られないことなどが主な理由だ。

 調査は、欧州6カ国(英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン)で行われた。その結果から、16〜19際の年齢層では音楽のファイル共有が有料ダウンロードの4倍近くにまで広がっているとし、「無料に打ち勝つには無料しかない」としている。

 また、「MySpace.com Music」などのSNSの音楽サービスが中心的な役割になると指摘。2007年に3200万人だった利用者が、2014年には7800万人にまで増加すると見ている。これと併せて、通信業界や家電メーカーの補助金や奨励金による無料の音楽が消費されるようになると予測している。

 Forrester ResearchのバイスプレジデントでリサーチディレクターのMark Mulligan氏は、「古い音楽業界の中心的な原則、出荷数やアルバムセールスなどは、オンデマンドなデジタル世界では役割が小さくなる。21世紀の音楽業界はより複雑で洗練された世界であり、消費を収益化することが要求される。デジタルライセンス売り上げが、これを行うための新しいビジネスモデルのいしずえとなるだろう」とコメントしている。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,1243,00.html

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/01/21 11:36

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