シマンテックは6日、個人向け総合セキュリティソフトの最新バージョン「ノートン 360 バージョン 3.0」のダウンロード版を発売した。価格は8480円。対応OSはWindows Vista/XP。パッケージ版は19日発売で、オープン価格。いずれもライセンス有効期間は1年間、3台のPCまでインストール可能で、2GBのオンラインストレージが利用できる。25GBのオンラインストレージが利用可能な「プレミアエディション」(ダウンロード版1万480円)などのラインナップも用意する。
● 「NIS2009」の新機能をすべて搭載
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「ノートン 360 バージョン 3.0」のパッケージ
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ノートン 360は、ウイルスやスパイウェアからPCを保護する「PCセキュリティ」、個人情報を保護する「IDプロテクション」、ファイルをオンラインストレージなどに自動保存する「バックアップ」、PCを最適化する「PCチューンナップ」の4機能で構成されるセキュリティソフト。
バージョン 3.0では、すでに発売しているセキュリティソフト「ノートン・インターネットセキュリティ 2009(NIS2009)」に実装しているパフォーマンスとセキュリティ改善のための全機能を搭載。さらに、他のノートン製品にはない独自機能として、Webサイトの安全度を判定するサービス「ノートン セーフウェブ」を新たに搭載したことが特徴だ。
パフォーマンス面では「1×10×110」という目標を掲げ、インストール時間は1分間、アイドル時のメモリ使用量は10MB未満、インストールサイズは110MBを実現。2008年発売のバージョン 2.0と比べると、インストールのパフォーマンスが大幅に改善したという。
NIS2009に準ずる新機能としては、リスクにさらされる可能性の高いファイルのみをスキャンすることで高速化を図る「ノートン インサイト」、最新の定義ファイルやプログラムを5~15分ごとに自動的に更新する「ノートン パルスアップデート」、ゲームやプレゼンテーションなどの全画面表示時にセキュリティ警告を表示しない「サイレント モード」などを搭載している。
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「ノートン インサイト」の概要
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「ノートン パルスアップデート」の概要
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● 検索結果で危険なサイトを示す「ノートン セーフウェブ」
ノートン 360独自の新機能「ノートン セーフウェブ」は、「Google」「Yahoo!」「Live Search」の検索結果の安全度を判定することで、ユーザーが危険なサイトを見分けられるようにするサービス。ウイルス感染や個人情報詐取などの恐れがある「危険」なサイトについては、検索結果の右側に赤色のアイコン、「警告」と判定したサイトには黄色、「安全」と判定したサイトには緑色のアイコンを表示する。アイコンをクリックすることで、サイトの評価レポートも閲覧できる。
「ノートン セーフウェブ」がサイトを判定する手法としては、ウイルス定義ファイルをもとにしたスキャン、侵入検知エンジン、ビヘイビア解析技術などを活用して危険なサイトへのリンクを検出する。また、同社製品利用者から寄せられる疑わしいサイトのURLについても解析時の参考としているという。
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「ノートン セーフウェブ」の仕組み
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「ノートン セーフウェブ」のサイト判定手法
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柔軟性を強化したというバックアップ機能では、バックアップするフォルダやファイル、バックアップ先を設定するルール「バックアップセット」を複数作成できるようになった。また、バックアップしたいファイルを登録しておき、PCがアイドル状態に移行した際にバックアップを行う「バックアップドライブ」機能も新たに搭載した。
なお、シマンテックでは今春、クラウドベースのバックアップサービスを個人向け市場に投入するとしている。
PCチューンナップ機能では、PCに電源を入れた際に自動的に起動するプログラムを管理することで、PC起動時間の短縮を図る「起動マネージャ」を搭載。PC起動と同時に立ち上がるインスタントメッセンジャーなどのプログラムの起動を無効にできるほか、PC起動後に立ち上がるようにすることが可能だ。
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バックアップ機能の概要
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「起動マネージャ」の概要
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関連情報
■URL
製品概要
http://www.symantec.com/ja/jp/norton/index.jsp
ニュースリリース
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20090306_01
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( 増田 覚 )
2009/03/06 15:33
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