お仕事にも役立つ無料アプリ

三脚なし! スマホだけで全員写った記念写真が撮れる「groopic」

集合写真用アプリ「groopic」
アプリ名groopic
提供元Ingrain Media
料金無料
登録不要
URLhttp://groopic.com/
https://itunes.apple.com/jp/app/groopic/id584710005(App Store)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.eyedeuslabs.groopic(Google Play)

 研修仲間との最終日、急にみんなで記念撮影を、となることがあります。三脚はないし、当然カメラの用意もない。会議室なので代わりに誰か撮ってくれる人もいない。ましてや自撮り棒なども用意していない。あるのはスマートフォンだけ。スマートフォンをリモコン操作できるウェアラブルデバイスも存在しますが、タイミングよく身に着けている人も、なかなかいないでしょう。

 こういうとき、大抵は交代で写真を撮影しますが、それでは誰かが犠牲になって写らないことになってしまいます。本当は全員で1枚をシェアしたいのに、皆が見て盛り上がっている貴重な1枚に、自分はいない。そんなサミシイことが起きないように、スマートフォンに入れておきたいアプリが今回ご紹介する「groopic」です。ガチガチのビジネスシーンに役立つアプリというわけではありませんが、「すごいね。助かったよ」と言ってもらえる場面があるかもしれません。

交代で撮影して1枚に合成

 groopicは、集合写真を撮影する際、スマートフォンだけで撮影者も入れた写真が撮れるアプリで、iOS版とAndroid版が用意されています。別々の人が撮影した2枚の写真を合成することで、1枚の写真にするのです。

 使い方はとても簡単。アプリを起動したら、まず1枚目を撮影します。このとき、2枚目で撮影者が入るべき場所をあらかじめ空けておくのがポイント。2枚目を撮影する前に、もう1人の撮影者と交代します。1枚目の撮影者が、自分用に空けておいた場所に入ります。くれぐれも、2枚目の撮影者が空けたスペースに入っていけません。

 2枚目は、半透明化されて表示される1枚目の写真を基に、できるだけズレないようにフレームを合わせます。あとは、もう1回シャッターボタンを押すだけです。するとアプリが勝手に1枚目と2枚目の写真を合成してくれます。以下の例のように、人ではなくモノを撮影することもできるので、いまは手元にないモノと、すぐに返さなければならないモノを1枚の写真に収める、といった用途にも使えます。

まず1枚撮影します。撮影者用のスペース(ここでは右側)を空けておきます
1枚目のアウトラインが分かりやすく表示されます
1枚目の撮影者がフレーム内に戻ったら全体の位置を合わせます
撮影者をタップします。この場合は左の瓶です。タップするだけでOK
2枚目の写真の中の撮影者をタップします。この場合は右の瓶です
2枚の写真が1枚に合成されました

アプリを知ってる人が2枚目を撮るのがコツかも

 撮影するときには、いくつかちょっとした配慮をすると、写真がきれいに仕上がります。まず、撮影モードにはノーマルとマージの2つがありますが、「マージ」を選択しておきましょう。

 次に、参加者はできるだけ同じポーズを維持すること。試したところ、撮影者以外がポーズを変えたときには、1枚目の写真が優先されるようです。

 なお、2枚目の撮影者は、写真が合成される仕組みを理解している方がベターです。1枚目は、アプリのことがよく分からないという人でもOK。しかし、2枚目はアプリを知る自分が撮ると、どの位置に入ればいいかが分かるため、よりスムーズに撮影できます。

 撮影した画像を切り抜いて別の背景に合成できるアプリは多々ありますが、集合写真にフォーカスしているものはほとんど見かけません。やっていることは非常に古典的でシンプルですが、なかなか貴重と言えるのではないでしょうか。うまく1枚になったとき「おおすごい!」と歓声が上がるのは間違いありません。

 大勢の集合写真で、人がいるのかいないのか分からないくらい小さく写るものより、顔がしっかり判別できる数人程度の集合写真の方が、その効果をよりハッキリ感じられるはずです。

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。