趣味のインターネット地図ウォッチ
ゲレンデマップ上でGPS位置情報を表示・共有できるスキー場情報アプリ「yukiyama」
2017年1月19日 06:00
株式会社神戸デジタル・ラボ(KDL)は、Android/iPhone向けのスキー場情報アプリ「yukiyama」を提供開始した。プロスノーボーダーであり、サイドウェイ株式会社代表取締役社長でもある岡本圭司氏とKDLが共同で開発した。各地のスキー場のゲレンデマップが収録されており、スマートフォン内蔵のGPSで取得した位置情報をもとにゲレンデマップ上で現在地を確認できる機能(利用不可のスキー場もあり)も搭載している。
位置情報の更新間隔は、「常に」「10m」「100m」の3段階から選択可能。イベントグループを作成し、各スキー場にチェックインすることで、メンバー同士で位置情報を共有することもできる。マイページ機能では、ユーザーが自分のキャラクターを設定して、ウェアや装備をカスタマイズしたアバターを登録することもできる。
スキー場の検索は、地図上で探せるほか、条件検索やキーワード検索も可能。条件検索では「滑走可」「粉雪」「晴れ」などの現在状況や、「ファミリー向け」「バックカントリー可」「非圧雪エリアあり」といったコース条件、「早朝あり」「キッズコーナー」など設備・サービスも指定できる。地図検索では、マップ上にスキー場を表す雪の結晶のマークが配置されて、タップするとスキー場名がポップアップ表示されるとともに、下部に積雪の深さや雪の状態、ゲレンデオープン状況などが表示される。
ゲレンデマップからは、そのスキー場のコース情報や施設情報を見ることが可能。スキー場にチェックインすることで、イベント情報を入手することも可能だ。
スキー場側としては、「yukiyama」を利用して情報を発信することで、各スキー場がアプリを独自に開発するのに比べて少ない費用で専用ページを持てるというメリットがある。スキー場ごとの特徴に合わせて、利用したい機能を取捨選択することも可能で、英語など他言語での表示にも対応する。さらに、スキー場オリジナルアンケートの作成とリアルタイムでの収集・結果表示も行える。
アプリを通じて得られたユーザーの動向に関するデータは、マーケティング分析・次期戦略に活用できる。アプリ管理画面を通じて、日々の積雪・天気情報などを他媒体でも同時更新できる機能も提供する。
同アプリでは今後、日本国内の400カ所超の事業者登録を目指すという。また、来年度に向け、ゲレンデで楽しめるゲームや、アプリ利用者の動向をマーケティングに活用できる行動分析機能、パークのレイアウト編集機能、リフトの運行状況のリアルタイム化、移動手段検討・目的地への移動のナビゲーション、各種予約機能などの機能も盛り込んでいく予定だ。