iNTERNET magazine Reboot
ニュースキュレーション
競合製品を突き放す――攻め続けるアマゾンのアレクサ
2017年10月6日 19:44
グーグルは日本でもAIスピーカーのグーグルホームを発売することを発表した。また、日本市場では先行しているLINEは、Clova WAVEの正式な発売を開始した。AIスピーカーは海外の話と思っていたが、いよいよ日本にいる消費者の手元に届きつつあり、これから年末に向けた注目商品となることは間違いなさそうだ。
さて、そのようななか、米国では一歩先んじているアマゾンがエコーにも搭載されているAIアシスタントのアレクサを拡大しつつある。自社のアマゾンミュージックのアプリに採用することは当然としても、BMWの2018年モデルにも搭載することが発表された。ダッシュボードに備え付けられたマイクに向かって、話しかけることで、カーナビや天気予報などのスキル（アプリケーション）を実行することができるとしている。日本では、運転中のスマートフォンの操作は禁じられている。しかし、着信音でついつい手が伸びてしまいがち。しかも、その瞬間に交通取り締まりで、警察に絞られた経験のある人は決して少なくはないだろう。音声でのコマンドが使えるということで、安全に情報へアクセスできるようになると期待できるものだ。
また、アマゾンエコーは第二世代のモデルが発表になっている。デザインだけでなく、このモデルは「ホームバブ機能」がポイントのようだ。家庭内の機器を制御することを目的として、無線通信プロトコル「ZigBee」に対応をしている。単体として使うだけでなく、スマートホームのコントローラとしての機能を持ち始めた。今後はこれに対応する各種機器の登場が注目点だ。
ニュースソース
- 「Alexa」がさらに拡大、今度は「Amazon Music」アプリに--米国などで［CNET Japan］
- Amazonの「Alexa」、BMWとMINIの2018年モデルに搭載へ［ITmedia］
- Amazon Echoの第2世代「Echo Plus」が登場。Dolbyサウンド対応、ホームハブ機能が追加！［GIZMODO］
- Amazon Echo新製品、全ラインナップを紹介［BUSINESS INSIDER］