ニュース

小説を投稿してAI分析できるサイト「ツギクル」ベータ版がオープン

 ツギクル株式会社は26日、小説を投稿できるウェブサイト「ツギクル」のベータ版サイトをオープンし、作品の登録受付を開始した。正式オープンは今秋ごろの予定で、投稿や閲覧など、すべての機能が無料で利用できる。

 ツギクルへ小説を投稿するには、会員登録が必須となる。投稿時には、作品のタイトルや内容紹介、あらすじ(内容紹介でも可)、メインジャンルやサブジャンル、長編/中編/短編/ショートショートなどの作品の長さ、作品の連載状況、作品のキーワード、イメージ画像、読者への感謝の言葉を入力する必要がある。外部のウェブサイトやブログに掲載している作品の登録も可能だ。

 小説のカテゴリーは「ファンタジー小説」「恋愛小説」「青春小説」「SF小説」「ホラー小説」「ミステリー小説」「現代文学」「歴史小説・時代小説」「お仕事小説」「童話」「BL」「その他」に分かれている。

 小説の投稿を行うと、アクセス数などのランキングへの参加や、出版化トライアルへの申請が行える。小説には、表紙や挿絵、ルビを設定できる。

 正式オープン時には、自然言語処理、機械学習、テキストマイニングなどの技術により、言葉の文法的・意味的な情報を解析し、テキストの文脈が理解できるというAIREV株式会社のテキスト解析エンジン「Cohaku」を採用した作品分析サービスを提供する。これにより、作品の構成要素や特徴、類似作品情報、文章の読みやすさなど、AIを活用した作品分析の機能を提供する。また、「ツギクル小説大賞」の開催も予定されている。

 なお、ガイドラインでは、二次創作の登録・投稿が禁止されている。

 ツギクルではこのサービスについて、「作家などを目指すクリエイターに最新のIT技術による環境を提供し、ウェブ上での創作活動を支援する」とした上で、クリエイターの創作活動の可能性を広げ、作家デビューの機会を創出するとしている。

 また今後は、登録されたコンテンツの人気指標をもとに、次に来るトレンドを捉えた商品開発を行うとのこと。