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NTT Comなどがアジア域内に大容量光海底ケーブル、「Asia Pacific Gateway」運用開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は31日、アジア域内を結ぶ光海底ケーブル「Asia Pacific Gateway(APG)」の運用を開始したと発表した。 総延長は約1万400kmで、総設計容量は54.8Tbps以上。陸揚げ地は日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール。

 各国主要通信キャリアと共同で建設を進めてきたもので、アジア域内の保有ケーブル容量を増加させるとともに、アジア各国への接続性を強化する。既に運用されている光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express(ASE)」などの活用により冗長性を確保し、より信頼性の高い国際ネットワークを基盤としたICTソリューションを提供していくとしている。

 APGは、大容量を効率的に伝送できるデジタルコヒーレント技術を活用した1波長あたり100Gbpsの光伝送設計で、アジア域内で最大級の設計容量を持つ。また、故障原因となる地震や台風などの多発地域を回避するルートで敷設されている。