NEC、「Aterm」の2ストリーム11acルーターに、MU-MIMO対応モデル「WG1200HP2」追加

Aterm WG1200HP2

　NECプラットフォームズ株式会社は、MU-MIMO機能を搭載したIEEE 802.11ac/n/a/g/b対応無線LANルーターの新製品「Aterm WG1200HP2」を4月13日に発売する。店頭予想価格は8500円前後（税別）。

　2ストリームの前機種「Aterm WG1200HP」と基本的なスペックは同じだが、MU-MIMO機能に対応することで、最大2台の同時通信が可能になった。内蔵アンテナ（2×2）は、5GHz帯／2.4GHz帯でそれぞれ独立して搭載。通信速度は5GHz帯で最大867Mbps（11ac使用時）、2.4GHz帯で最大300Mbps（11n使用時）。電波強度を向上させて通信速度を上げるビームフォーミングにも対応する。

　最大25％の電磁ノイズ削減により受信感度を向上させる技術「μEBG」や、全方位への電波放射が可能な小型アンテナ「μSRアンテナ」を採用。アンテナ内蔵型を実現している。

　5GHz帯／2.4GHz帯の電波強度を比較し、安定した周波数帯へ切り替える「バンドステアリング」機能に対応。混雑しがちな2.4GHz帯において、空いているチャンネルを自動的に選択する「オートチャネルセレクト」機能も備える。これらの機能の実装により、安定した通信を行えるとしている。

　無線LAN中継機としても使用でき、異なる帯域で接続可能なデュアルバンド中継機能にも対応。親機機側は5GHz／2.4GHz帯のいずれかで接続する必要があるが、子機側は5GHz帯／2.4GHz帯の同時接続が可能だ。

　有線インターフェースは、ギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×3ポート。本体の大きさは約33×97×146mm（幅×奥行×高さ）、重さは約0.2kg。

　子機端末の接続状態を監視できる「見えて安心ネット」機能も付属。接続機器の一覧表示のほか、ルーターに端末が接続された際にスマートフォンアプリやメールで通知する機能も備える。端末ごとに接続可能な曜日・時間を設定できる「こども安心ネットタイマー」も利用可能だ。