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アパートにIoT機器を手軽に導入できるキット、大家さん向けに展開
2017年6月22日 14:38
インベスターズクラウド株式会社は21日、賃貸住宅にIoT機器を手軽に導入できる「賃貸住宅キット」を設置した「ロボットホーム」の第1号物件を公開した。
同社の子会社である株式会社Robot Homeから賃貸住宅キットのOEM提供を受け、「TATERU kit」として、アパート経営プラットフォーム「TATERU」上で提供する。また、賃貸住宅メーカーや賃貸管理会社へOEM提供を行い、販路拡大と不動産業界のIoT活用の促進・活性化を図る。2018年12月までにTATERUの物件において、1万室の供給を目指す。
賃貸住宅キットは、タブレット型ゲートウェイ「セントラルコントローラー」や、「ネイチャーセンサーリモートコントローラー」「ウインドウセキュリティ」などをそろえる。初回導入費用は1室あたり8万円、月額使用料は1000円(価格は税別)。
各種センサーが取得するデータをセントラルコントローラーから確認したり、機器の操作・設定が可能。専用のAndroid/iOSアプリを使用して外出先からでも同様の操作を行うことができる。
ネイチャーセンサーリモートコントローラーは温湿度センサーを備えており、取得した温度・湿度のデータをタブレット上に表示する。テレビやエアコンを赤外線通信で制御することも可能。操作はセントラルコントローラー上から一括して行う。
ウインドウセキュリティは窓に取り付けるセンサーで、開閉・揺れを検知するとスマートフォンに通知する。外出先からでも居室内の異常を確認できるとしている。
このほか、オプションとして、テンキーやNFC、カードキーを使って解錠できる「スマートロック」や、外出先からスマートフォンで応答できる「ドアホン」、遠隔操作が可能なスマートライトをラインアップする。
要望に応じて他社のIoT製品と連携・操作できる機能の導入も検討中だそうだ。また、将来的にはオーナーだけでなく、一般消費者向けのBtoC商品として提供できるようにするとしている。