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ニコ生とUstreamの訪問者が増加、「事業仕分け」生中継が人気


ニコニコ生放送、Ustreamの訪問者数推移

 ネットレイティングスは26日、ライブ動画配信サービスの「ニコニコ生放送」と「Ustream」の訪問者が大きく増えているとの調査データを発表した。政府の行政刷新会議による「事業仕分け第二弾」の生中継が人気を集めたという。

 ニコニコ生放送は2009年10月以降、90万人前後と横ばいに推移していたが、2010年3月には125万人に急増、4月には138万人に達した。Ustreamは2009年12月までは10万〜20万人で緩やかな増減を繰り返していたが、2010年に入ると50万人近くに増加、さらに4月は99万人と倍増した(いずれも国内の家庭と職場からのアクセス)。どちらのサイトも、4月は「事業仕分け第二弾」の生中継が人気だったという。

 ニコニコ生放送とUstreamの4月における流入元サイトを見ると、ニコニコ生放送は多くの利用者数を持つニコニコ動画からの流入が54%と半数を占めた。一方、UstreamはYahoo!ニュースからの流入が14%で最も多く、Twitter(10%)やFacebook(4%)といったソーシャルメディアからもまとまった流入があったとしている。

 さらに、属性別の訪問者構成を見ると、性別ではニコニコ生放送が男性69%、女性31%、Ustreamが男性78%、女性22%。年代別ではニコニコ生放送は20歳未満が17%、20代が39%と若年層の利用が多かったが、Ustreamは30代が37%、40代が21%、50代が17%と、高い年齢層の割合が大きかった。

 ネットレイティングスの鈴木成典シニアアナリストは、「ニコニコ生放送とUstreamはどちらも事業仕分けの生中継コンテンツにより訪問者が増加したが、流入元や訪問者の属性には大きな違いが見られた」と分析。特にUstreamは、流入元上位にTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが見られるのは、利用者獲得の観点から重要だと指摘している。

 「Webの発展に伴い、ブログや動画配信など様々な形のメディアを個人が持てるようになってきたが、そのようなパーソナルメディアの存在が伝播される過程において、ソーシャルメディアが大きな役割を果たしていくと考えられる。一方、テレビ局との提携などによってマス向けのコンテンツを拡充していくことも重要になってくるかもしれない。」(鈴木氏)


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(増田 覚)

2010/5/26 13:52