米Amazon.com、Kindle電子書籍貸し出しを計画~蔵書に書き込みも可能


 米Amazon.comは20日、米国内の1万1000以上の地域図書館から、Kindleの電子書籍を貸し出しできるサービス「Kindle Library Lending」を今年後半に開始する計画であることを発表した。

 Kindle Library Lendingは、Kindle端末だけでなく、Windows、Mac、iPhone/iPad/iPod touch、Android、BlackBerry、Windows Phone向けの無料Kindleアプリでも利用できる。

 図書館から借りたKindle電子書籍には、Kindle端末やアプリの中で書き込みを行うことができる。これは図書館の蔵書には書き込みができないという従来の常識を覆すものだ。書き込んだ情報はKindleのWhispersyncテクノロジーによって保存されているため、再び同じ書籍を借りたり、Amazon.comから購入した場合には、その書き込み情報を再び見ることができる。

 Amazon.comは、米国内の公共教育図書館1万1000館以上にデジタルコンテンツソリューションを提供しているOverDrive社と提携し、このサービスを開始する計画だ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/4/21 11:52