ロゼッタストーンがiPadでも利用可能に、製品購入者にアプリ無償提供


 ロゼッタストーン・ジャパン株式会社は7日、外国語コミュニケーションソフト「Rosetta Stone Version 4 TOTALe」(以下、TOTALe)のiPad用アプリ「TOTALe Companion HD」を公開した。

 Rosetta Stoneは、翻訳や暗記をせずに、写真を見たり音声を聞きながら、単語や発音、表現を外国語で理解して覚えるPC用ソフト。TOTALeは2月に発売された最新バージョンで、ソフトによる基本プログラムに加えて、ネイティブスピーカーと会話したり、世界中のユーザーとゲームやチャットで交流できるオンラインサービスが追加された。

 今回公開したiPad用アプリ「TOTALe Companion HD」は、TOTALeの利用者を対象としたもの。オンラインサービスの有効期限が残っている利用者であれば、無料でApp Storeからダウンロードできる。

 TOTALe Companion HDでは、基本プログラム「Rosetta Course」に含まれる会話やリスニング、読解などの主要トレーニングが利用可能。Rosetta Courseのライティング機能やマイルストーン(総まとめ)のほか、オンラインサービスは利用できないが、オンラインサービスは将来的にサポートしたいとしている。

 アプリではPC用ソフトで実施したトレーニングの進ちょく状況が引き継がれるため、例えば自宅で行ったトレーニングの続きや復習が行える。アプリを利用するにはオンライン接続環境(3GではなくWi-Fiを推奨)が必要となる。対応言語は英語(アメリカ)、英語(イギリス)、ドイツ語、フランス語、韓国語など20言語。

 ロゼッタストーンではこのほか、PC用ソフト「TOTALe」セット版の価格を7月1日に改定した。例えば、英語(アメリカ)1~5レベルのセット価格は7万9800円から5万4800円に値下げした。その一方、オンラインサービスの利用期間は15カ月から3カ月に短縮した。オンラインサービスは延長も可能で、料金は3カ月で7000円、6カ月で1万円など。


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(増田 覚)

2011/7/7 16:11