FBI、Sony Picturesへの侵入容疑でLulzSecメンバーを逮捕


 米連邦捜査局(FBI)は22日、米Sony Pictures Entertainment(SPE)のコンピューターシステムに対する攻撃を行ったとして、ハッカーグループ「LulzSec」メンバーの1人を逮捕・起訴したと発表した。

 逮捕されたのは、アリゾナ州フェニックス在住の23歳の男性。FBIによると、2011年5月27日から6月2日にかけてSPEのシステムがLulzSecにより攻撃され、LulzSecのサイトには犯行声明も掲載された。この男性は“recursion”と名乗っており、LulzSecの現メンバーまたは元メンバーであるとみられているという。

 起訴状によると、被告は犯行当時アリゾナ州テンピに在住しており、プロキシーサーバーを介してSPEのサイトに対してSQLインジェクション攻撃を仕掛けた。Kertsinger被告と共謀者は、LulzSecのサイトに盗み出した情報を掲載するとともに、Twitterを通じて攻撃を発表。また、捜査の手が及ぶことを避けるため、攻撃に使用したコンピューターのHDDを消去したという。

 被告はロサンゼルスに移送され裁判が行われ、有罪の場合には15年以下の禁錮刑となるとしている。


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(三柳 英樹)

2011/9/26 17:34