「ライブドア」の社名に幕、親会社のNHN Japanへ経営統合


 NHN Japan株式会社は1月1日付で、子会社の株式会社ライブドアとネイバージャパン株式会社を経営統合した。

 経営統合の計画は、すでに昨年11月に発表されていたもの。新生NHN Japanは、ポータル/検索/メディアなどの事業を行う「ウェブサービス本部」と、オンラインゲーム事業を行う「ゲーム本部」の2部門体制となる。旧2社が手がけていたポータル/メディア/検索サービスのブランドである「livedoor」および「NAVER」はウェブサービス本部へ、NHN Japanの「Hangame」はゲーム本部へそれぞれ継承し、引き続きサービスを展開していく。

 一方、株式会社ライブドアは「株式会社データホテル」に社名変更し、データセンター事業の「データホテル」を継続する。これにより、社名としてのライブドアの名称は消滅したかたちだ。

 NHN Japanの森川亮代表取締役社長は、同社サイトに掲載している「TOPメッセージ」において、「3社が統合して生まれた新しいNHN Japanは、オンラインゲームとウェブサービス(検索・メディア・SNS)という、現在のインターネット市場の中核を構成している各事業を開発から運営まで一貫して手掛ける国内唯一の企業となります。そこで、約400名のエンジニア・デザイナーの国内最大級、最高クラスを誇る開発力を活かして、3社が育んできたサービス間の連携のみならず、今までにない新しい価値の創造を目指し、より多くのお客様にお楽しみいただけるように全社員一丸となって邁進する所存です」と述べている。

 ライブドアは1996年に「株式会社オン・ザ・エッヂ」として設立(その後、「エッジ株式会社」に社名変更)。2002年、無料ISP「livedoor」を運営していた旧ライブドアの営業譲渡を受けた後、2004年に自身を「株式会社ライブドア」へと社名変更した。

 さらに2007年に同社は「株式会社ライブドアホールディングス」(現在の「株式会社LDH」)に社名変更。その際に、同社子会社として新たに事業会社として設立されたのが、最終的な「株式会社ライブドア」だ。同社はその後、livedoorブランドの各種サービスの運営を手がけ、2010年にNHN Japanの子会社となっていた。


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(永沢 茂)

2012/1/5 20:11