米Yahoo!、Roy Bostock会長など4人が取締役会を退任


 米Yahoo!は7日、会長のRoy Bostock氏と3人の取締役が退任すると発表した。

 Bostock氏は株主に宛てた書簡で、Yahoo!の取締役会では体制強化策として、新たなCEOの選任、戦略と事業構造の見直し、取締役会の構成の評価という3つの取り組みを進めていると説明。1月4日には新たなCEOとしてScott Thompson氏が就任する一方、1月17日には共同創業者のJerry Yang氏が取締役を辞任している。

 取締役会では、Yahoo!の転換を加速させるため、新しいCEOと取締役会のチームの組み合わせが必要だと結論付けたと説明。会長のBostock氏と、取締役のVyomesh Joshi氏、Arthur Kern氏、Gary Wilson氏の計4名が経営を離れ、次の株主総会で再任を目指さないことを決断したとしている。新たな取締役会のメンバーとしては、米Roviの社長兼CEOを務めていたAlfred Amoroso氏、米LiveOps会長のMaynard Webb氏を選任した。

 また、Yahoo!が株式を保有する日本のヤフーと中国のアリババグループなど、アジアに保有する資産については、「再編の可能性について、アジアのパートナーと活発な議論を行なっている」と説明している。


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(三柳 英樹)

2012/2/8 17:18