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Huluに月間185万人が訪問、課題は「認知度の低さ」


 月額定額制でドラマや映画が見放題の動画配信サービス「Hulu(フールー)」のウェブサイトの月間訪問者数が、3月に185万人に到達した。ネットレイティングス株式会社が25日、日本における家庭と職場のPCからのネット利用動向をまとめた調査「NetView」で明らかにした。

 なお、この数字は全部がHuluのサービス加入者というわけではなく、あくまでもサイトを訪問した人の数。また、1人あたりの訪問回数は4.7回だった。

Hulu、日本国内のウェブサイト訪問者数の推移

 Huluは、テレビや映画を視聴できるビデオオンデマンドサービス(VOD)として、2007年3月に米国でスタート。NBC UniversalとNews Corporationが設立した。日本版サービスは2011年9月に開始、今年4月には月額料金を1480円から980円に値下げした。なお、米国版は広告モデルによる無料視聴プランもある。日本版は月額課金制サービスのみ展開している。

 日本版は着実に訪問者数を伸ばし、サービス開始後7カ月の3月時点で185万人に到達。国内VODサービスの中では「GyaO!」の1358万人、「楽天ShowTime」の275万人に次ぐ3番手となった。4位は「バンダイチャンネル」で114万人だった。Huluの訪問者属性は男性の割合が68%と高く、年代別では男性は40代以上、女性は40代が多いのが特徴という。

国内の主なVODサービスのウェブサイトの訪問者数

 ネットレイティングスでシニアアナリストを務める西村友博氏は、Huluについて「国内の映像配信サービスの中で、今年最も注目」と指摘。国内コンテンツを徐々に増やしたり値下げを発表したことから、「より若い世代も含めた利用者の拡大を意識している」とみている。

 HuluはPC、タブレット、スマートフォンに加え、テレビでも利用できる点が特徴のひとつ。テレビでは「プレイステーション3」や「Xbox 360」などのゲーム機でも接続可能となっており、「このことは今後利用者を拡大する上で有利に働く」と予想している。年内には任天堂の「Wii」にも対応する予定だ。

 Huluの課題としては、マスメディアなどで大々的なプロモーションを行わなかったことによる認知度の低さだと指摘。今後、テレビCMなどで認知が広がれば、これまで有料で映像を楽しんでいたケーブルテレビユーザーやレンタルDVD利用者を取り込む可能性もあるとしている。

Huluの「訪問者数」と「一人あたり訪問回数」

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(増田 覚)

2012/4/26 06:00