ニュース

国民生活センター、ベネッセの個人情報漏えいに便乗した不審な勧誘に注意を呼び掛け

 独立行政法人国民生活センターは22日、ベネッセコーポレーションにおける個人情報漏えいに便乗した不審な勧誘活動が報告されていることを公表した。

 40代女性からの「消費生活センターをかたり、『ベネッセの情報漏えいの件で、あなたの情報が流出していないか確認している』と電話があった。特定の企業名をあげ、取引がないかを聞かれたが、途中で電話が切れた。不審だ。」、70代女性からの「『ベネッセの名簿にあなたの名前が載っている。このままでは口座凍結される』という不審な電話が番号非通知でかかってきた。『折り返し電話をする』と言ったら電話番号を教えられたが、どうしたらよいか。」といった相談が寄せられたという。

 国民生活センターでは、「あなたの個人情報が漏えいしているので削除してあげる」「名簿に名前が載っており、このままでは口座凍結される」などといった勧誘があっても、相手をせずにすぐに電話を切り、不安に感じた場合は消費生活センターなどに相談するよう呼び掛けている。

(山川 晶之)