大学に「フレッツ・スポット」設置、NTT東が尚美学園などと協業


大学キャンパス内での「フレッツ・スポット」利用イメージ

 NTT東日本は25日、公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」の利用形態の1つとして、大学などと協業して施設内に同LANサービスを導入する「フレッツ・スポット コミュニティモデル」を展開すると発表した。導入費用は個別見積もり。

 「フレッツ・スポット コミュニティモデル」は、大学などのキャンパスやコミュニティ施設の指定エリアを対象に、NTT東日本が「フレッツ・スポット」のアクセスポイントを設置。これにより、各大学などは無線LAN設備を整備・運用するコストを抑えられるとしている。なお、バックボーンの回線には、NTT東日本の光ファイバー接続サービス「フレッツ光」を利用する。

 NTT東日本では、尚美学園大学、東京家政学院大学との間で、2010年度のサービス提供開始に向けた協業に合意。尚美学園大学との協業は、アクセスポイントの設置とともに、学生や職員の人数に見合った「フレッツ・スポット」を一括契約する「全員利用型モデル」で展開する。

 東京家政学院大学との協業では、「フレッツ・スポット」を一括契約せずに、希望する学生などがNTT東日本に対して個別申し込みする「任意利用型モデル」で展開する。また、どちらの大学の協業においても、学生などの利用者に対して「フレッツ光」の導入推奨を図ってもらうという。

 なお、「フレッツ・スポット コミュニティモデル」を通じて配布された「フレッツ・スポット」のアカウントに関しては、施設外のアクセスポイントでも利用が可能。また、一般の「フレッツ・スポット」ユーザーについても、大学などの施設内に設置された「フレッツ・スポット」のアクセスポイントを利用できる。

 NTT東日本では、今回の協業を最初のステップに、大学以外の施設や団体とも協業を進め、「フレッツ・スポット コミュニティモデル」の普及や「フレッツ光」の利用者拡大を図るとしている。


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(村松 健至)

2010/3/26 13:40