RealPlayer SP改めRealPlayerの最新バージョン14.0公開、静止画の管理も統合


RealPlayer

 リアルネットワークス株式会社は10月29日、メディアプレーヤー/管理ソフト「RealPlayer」の最新版となるバージョン14.0の正式版をリリースした。Windows 7/Vista/XP SP3に対応しており、同社サイトより無料でダウンロードできる。

 基本機能を備えた無料版のほか、機能を強化した「RealPlayer Plus」(3600円)、さらにストリーミング音楽配信サービス「RealMusic」を聴き放題の「RealPlayer M」(月額945円)もラインナップしている。

 新バージョンでは、スマートフォンなど各種デバイスへのファイルの転送が簡単に行えるようにしたほか、静止画像(写真)の表示・整理にも対応したのが特徴。Facebookへの写真投稿もRealPlayerから行えるようになった。

 基本機能としては、各種の動画・音声ファイルの再生、ライブラリ管理のほか、オーディオCDやビデオCDの作成機能、ウェブブラウザー上で閲覧中の動画投稿サイトなどの動画をダウンロードできる「RealPlayerダウンローダー」、動画や音声の必要な部分だけを切り出せる編集(トリミング)ツール「RealPlayerトリマー」、ファイル形式変換ツール「RealPlayerコンバーター」などを備える。


RealPlayerダウンローダーRealPlayerトリマー

RealPlayerコンバーター各種ソーシャルサイトへの投稿メニュー

 有料版のRealPlayer Plusでは、これらの基本機能に加え、動画のダウンロードが高速化されているほか、DVDやH.264動画の再生機能、画質調整機能、DVDの作成機能、マイク/ライン入力からのアナログ音源のデジタル録音機能などを備える。また、RealPlayerコンバーターでは、変換・転送速度が高速化されているほか、H.264への変換、PSPやPS3への転送にも対応している。

 なお、2010年7月1日以降にRealPlayer SP Plusを購入したユーザーは、無料でRealPlayer Plusにアップデートできる。また、2010年7月1日より前にRealPlayer SP PlusまたはRealPlayer 11 Plusを購入したユーザーは半額でRealPlayer Plusにアップデートできる。

 RealPlayerは、2007年にリリースしたバージョン11の後、バージョン12に相当する製品は「RealPlayer SP」という名称になって2009年にリリースされた。今回リリースされたのはその後継となる製品だが、名称を再び「RealPlayer」に戻し、バージョン番号を1つ飛ばしてバージョン14としてリリースされたかたち。

 なお、Mac OS X向けについては現在、既存のRealPlayer SPのままとなっており、新バージョンのリリースは未定という。


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(永沢 茂)

2010/11/1 16:29