YouTube、スキップできる「TrueView」動画広告、モバイル向けにも表示


 米Googleは22日、YouTubeの動画広告機能「TrueView」で提供している「インストリーム広告」について、スマートフォンなどのモバイル端末向けにも表示を開始したと発表した。

 TrueViewは、広告が単に表示されただけでは課金されず、YouTubeの視聴者が能動的に見た場合にのみ出稿費用が発生する仕組み。このうちインストリーム広告は、動画コンテンツが始まる前に5秒間だけ表示されるタイプで、視聴者はそのまま広告を見るか、広告をスキップして動画コンテンツに進むかを選べる一方、広告主にとっては関心のある視聴者に見てもらった時だけ広告費を払えばよいというメリットがある。

TrueViewインストリーム広告の例(YouTube Creator Blogより画像転載)

 YouTubeでは、同サイトの動画がスマートフォンなどのモバイル端末から視聴される機会が増えていることを説明。動画の公開者がTrueViewを活用することで、増加するモバイル端末からのトラフィックを収益に結び付けられるとしている。なお、動画公開者がすでにTrueView広告を表示するよう設定していれば、デスクトップに加えて、モバイル向けにもTrueViewが表示される。一方、広告主は「動画広告向けAdWords」でTrueView動画広告の出稿設定が可能。


関連情報


(永沢 茂)

2012/8/23 15:46