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バッファロー、転送速度が向上した新NAS「LS410D」発表、RAIDモデルも

 株式会社バッファローは29日、家庭向けNAS「リンクステーション」シリーズの新製品2機種8モデルを発表した。内蔵ハードディスク(HDD)数が1台の「LS410D」は、容量1~4TBまでの4モデルで、価格は2万6565円~4万8390円。6月中旬より出荷する。内蔵HDD数2台/RAID対応の「LS-420D」4モデルも同時期に発売する。

内蔵ハードディスク数1台の「LS410D」シリーズ
「LS-420D」はハードディスク2台内蔵のため、RAIDでの運用が可能

 リンクステーション新機種は、処理系に高速CPUを採用し、データの転送性能を強化。バッファローの調べによれば、Core i3-2100/2GBメモリ搭載のデスクトップPCとの組み合わせでベンチマークテストを行ったところ、転送速度最大約100MB/秒を確認できたとしている。このことから、シリーズの中でも「プレミアム」タイプかつ「超高速モデル」に位置付けられている。

 リモート操作機能「ウェブアクセス」にも対応。PCのブラウザーや、iPhone/Android/Windows Phone対応のスマートフォンアプリを使って、外出先などからリンクステーション内に保存したファイルへアクセスできる。

 家電連携機能としては、DLNA(DMP)に対応。DTCP-IPおよびDLPA NAS Level.3をサポートしているため、テレビ番組の録画や、HDDレコーダーへの番組ムーブなどが可能。

 本体背面にはUSB 2.0ポートを1つ搭載。USB HDDを接続して容量を拡張できる。また、USBプリンターをネットワーク内で共有することが可能。同様に、別売のバッファロー製地上デジタルチューナーを接続すれば、ノートPCなどからワイヤレスでテレビ番組を視聴できる。

 なお、LS-420Dシリーズはハードディスクを2台内蔵しているおり、工場出荷時はRAID 0設定が適用されている。RAID 1(ミラーリング)、2台のハードディスクを別々のドライブで運用する設定への変更も可能。製品ラインナップは容量2~8TBの4種類で、価格は4万4415円~8万4735円。

 ネットワーク接続用の有線LANインターフェイスは1000BASE-T対応。本体の大きさはLS-410Dシリーズが45×205×127.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。LS-420Dシリーズは87×205×127.5mm、重量が約2.4kg。

(森田 秀一)