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参院選でも「スマイルプリキュア」最強、候補者のつぶやきでRT最多が……

 ヤフー株式会社は、21日夜に放映されたテレビの参議院選挙特番において、「池上彰氏のキレのある質問でTwitter上が沸いた」との調査結果を発表した。

 Twitterなどに投稿されたつぶやきをほぼリアルタイムに検索できるYahoo! JAPANのサービス「リアルタイム検索」を活用し、独自ツールを使って集計したもの。これによると、Twitter上では、池上氏がメインキャスターを務めたテレビ東京の「池上彰の参院選ライブ」が大きな反響を呼んだという。

 番組がスタートした21時から24時までの間に、同番組に関するつぶやきは5万7914件。一方、フジテレビで放送された「サッカー東アジアカップ 日本VS中国戦」は5万7572件だった。Twitter上で最も盛り上がるコンテンツの1つであるサッカーよりも、テレビ東京の選挙特番が盛り上がったとしている。

 ヤフーでは同番組に関するつぶやき数の推移グラフも公開している。「池上彰氏のするどい質問、番組の構成が大きな反響を呼び、複数回に渡って大きな盛り上がりを見せていることが分かる」としている。最大のピークは21時58分に放送された、佐々木さやか氏(公明党・神奈川選挙区)に関するコーナー。番組に関するつぶやきが1分間に1666件も行われたという。

 ヤフーでは、参院選候補者アカウントのフォロワー数、つぶやき数、被リツイート(RT)数などのランキングも取りまとめ、それぞれ20位までを公表している。

 まず、7月21日15時時点のフォロワー数ランキングの上位は、1位が田宮嘉一氏の38万594人、2位が山本太郎氏(当選)の20万9779人、3位が山本一太氏(当選)の14万105人の順。

 7月4日~20日の期間におけるつぶやき数ランキングの上位は、1位が田宮嘉一氏の1341件、2位が樽井良和氏の1224件、3位が富山泰庸氏の1059件の順となっている。なお、このランキングでは上位に当選者が少ないのが特徴。トップ20位中、当選したのは、16位の吉良よし子氏(426件)、17位の魚住裕一郎氏(396件)のみ。

 同じく7月4日~20日の期間における候補者のつぶやきに対する総RT数のランキングは、1位が三宅洋平氏の5万2549件、2位が佐藤正久氏(当選)の3万3417件、3位が藤巻健史氏(当選)の2万6511件となっている。

 なお、個々のつぶやきごとのRT数ランキングでは、藤巻健史氏のアカウントで7月10日につぶやかれた「スマイルプリキュア」発言(1万444件)と、同つぶやきに対する「29歳の息子が勝手に打ちました」と説明するつぶやき(1万4734件)で、圧倒的な1位・2位を独占。たった2ツイートで2万5178件もRTされていたことが分かった。

 ただし、藤巻健史氏のつぶやきを除くと、被RT数1位の三宅洋平氏と、2位の佐藤正久氏の発言が平均して高い拡散性を持っていることが分かったという。RTの多いつぶやきの上位100件中、三宅洋平氏の発言が33件、佐藤正久氏の発言が23件含まれているとしている。

(永沢 茂)