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アルファコックス、3Dモデリングソフトの新製品「SketchUp Pro2013 日本語版」

 株式会社アルファコックスは、3Dモデリングソフトの新バージョン「SketchUp Pro2013 日本語版」を9月17日に出荷開始すると発表した。

 Windows版がWindows XP SP3以上/Vista/7/8、Mac版がMac OS X 10.7/10.8以上に対応、GPUがOpenGL 1.5以上をサポートしている必要がある。価格は、コマーシャルライセンスが9万7125円、アカデミックライセンスが9450円。日本国内の正規代理店で購入した前バージョン(SketchUp Pro7J/Pro8J)のユーザーを対象としたアップグレードも2万1000円で提供する。

 SketchUpは、マウス操作で押したり引いたりする動作で簡単に立体モデルが制作できるというソフトで、建築設計業界を中心に土木、映像、CG、ゲーム業界などで普及しているという。以前は、2006年に同ソフトの開発企業を買収した米Googleが提供していたが、2012年5月に米Trimble Navigationへ売却。今回の新バージョンは、同ソフトがTrimble Navigationに移行してから初めてのバージョンアップになる。

 SketchUp Pro2013では、ツールアイコンなどの画面デザインを一新。また、機能拡張ツールをダウンロードできる「拡張ギャラリー(エクステンションウェアハウス)」(現在は英語表記)も開設されたとしている。

 アルファコックスが販売するコマーシャルライセンス/アカデミックライセンスの日本語版パッケージでは、約140ページの操作マニュアルが付属する。また、スタンドアローンのコマーシャルライセンスには特典として、SketchUpモデルを1年間無制限にダウンロードできるオンラインパーツライブラリ「BuildMate」が付く。

 SketchUpモデルはTrimble Navigationが運営する「3Dギャラリー」でも公開されているが、ユーザーからは、日本製品に乏しく、モデルの完成度にばらつきがあるとの声が多数寄せられていたという。これを受けてアルファコックスが国内メーカーから家具・建材などの製品情報の提供を仰ぎ、モデルを制作・配布するために提供するのがBuildMateだとしている。

 なお、従来提供されていたSketchUpの無償版は「SketchUp Make 2013」に名称が変更された。あわせて規約も変更され、無償版の商用利用が全面的に禁止された。

(永沢 茂)