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業績目標達成でランチ無料、ヤフー初の“業績連動型”社員食堂がオープン

 ヤフー株式会社は31日、会社設立18周年を記念し、初の社員食堂「BASE6(ベース・シックス)」を東京・六本木ミッドダウン本社近隣に開設した。社員向け施設のため、具体的な所在地は非公開。社外の人間は、社員からの招待があれば夜営業時間のみ利用できる。

ヤフー初の社員食堂「BASE6」店内

 現在のヤフーの営業目標は「201X年までに営業利益2倍」「流通総額国内ナンバーワン」。BASE6は、この目標(山)をクリアするためのベースキャンプという発想のもと、本社所在地である六本木の「6」にちなんで命名された。「食事をするだけでなく、コミュニケーションが生まれ、様々な情報が集まる場所になってほしい」との願いも込められているという。

 BASE6は業績連動型の社員食堂とされており、四半期ごとの全社利益目標を達成すると、翌四半期のランチ料金が無料となる(通常価格540円)。未達成の場合は、会社負担分130円を差し引いた410円が社員負担となる。営業目標をより身近に感じてほしいとの狙いから企画された。制度の正式スタートは4月から。

 このほか、ランチタイムの混雑軽減のため、自社の電子チケットサービス「PassMarket」による予約制度も導入する。

 ヤフーでは、宮城県石巻市に「ヤフー石巻復興ベース」を開設するなど、従来型オフィスとは異なるワークプレイス作りに取り組んでいる。BASE6もその1つで、社員・社外にとらわれない交流を推進するとしている。

 なお、ヤフーではBASE6以外に、長野県白馬村のオリンピック記念館跡地、北海道美瑛町の旧・旭小学校にも、研修・ワークショップ用施設を開設する予定。

BASE6のロゴ
席数は116席。スタンディング(約100名)にも対応する

(森田 秀一)