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アイ・オー、11ac対応、最大1300Mbpsの無線LAN中継機「WN-AC1300EX」

無線LAN中継機「WN-AC1300EX」

 株式会社アイ・オー・データ機器は4月9日、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応し、最大1300Mbpsの無線LAN中継機「WN-AC1300EX」を発表した。希望小売価格は1万4300円(税別)で、4月下旬に販売開始する。

 中継機は、既存のWi-Fiルーターを親機として接続することで、電波の届きにくかったところでもWi-Fiが利用できるようにするもの。設定は、親機がWPSに対応していれば、親機と「WN-AC1300EX」のWPSボタンを押すだけで接続が可能。また、「WN-AC1300EX」は親機のSSIDと暗号キーをそのまま中継するため、親機に接続していたPC、スマートフォンやゲーム機などでWi-Fi接続の再設定は必要としない。

 周波数帯域は2.4GHzと5GHzに対応し、内蔵アンテナは2.4GHz×2、5GHz×3を内蔵。通信規格はIEEE 802.11ac/n/a/g/bのすべてに対応し、11nは2.4GHz/5GHz両対応。周波数帯が異なる子機が混在する場合でも利用可能な「デュアルモード」を搭載しているため、11acに対応するスマートフォンは11acで、11g/bのみ対応のゲーム機は11g/bでといったように、それぞれの機器が対応する最速の規格で接続できる。

 有線LANにも対応し、ギガビットに対応した有線LANポート(RJ-45)も1つ搭載する。

 セキュリティは、WPA2-PSK(TKIP/AES)、WPA-PSK(TKIP/AES)、WEP(64/128bit)に対応。送信出力制限、WMM(WiFi Multimedia)、MACアドレスフィルタリング(最大32台まで登録可能)の機能を搭載する。サイズは縦置き時で約127×93×195mm(幅×奥行×高、スタンド含む)。壁掛け設置用のネジも付属する。

親機の無線LANルーターが2.4GHzしか対応していなくても、「WN-AC1300EX」と子機の間は5GHzと2.4GHzの両方が利用できる

(工藤 ひろえ)