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国民生活センター、架空請求対策マニュアルを公開


 国民生活センターは1日、架空請求に対するマニュアルを掲載したWebサイト「利用した覚えのない請求対策マニュアル」を公開した。現在、同センターのWebサイト上で閲覧できる。

 対策マニュアルページは、使った覚えのない有料アダルト番組の情報料やサイト利用料に関する請求がきた場合の対処方法を紹介しているWebサイトだ。国民生活センターでは“架空請求”に関する問い合わせがなかなか減らないため、開設したという。

 対策マニュアルでは、具体的な対策を5種類紹介している。対策の1つ目は、利用していない場合は、“絶対に料金を支払わない”というもの。支払わないで放置することが最も重要だという。また、利用履歴がはっきりしない場合や、不安がある場合には、2つ目の対策として、最寄りの消費生活センターへ相談してみることを挙げている。

 次に、「身に覚えのない場合には、~~へ返信してください」と書かれている場合などでも、絶対に返信したり、自分から連絡してはいけないという。自分から連絡することで、さらに自分の個人情報が流出する可能性があるからだ。また、送られてきたメールやはがきなどは、証拠として保管することを推奨している。最後に、5つ目の対策として、根拠のない悪質な取り立てを受けた時や、支払ってしまった場合には、警察へ届けることを薦めた。

 これらの対策を取っても何度も架空請求メールが届く場合には、プロバイダーや携帯電話会社の「迷惑メール撃退サービス」を利用するほか、対応に迷った場合には、最寄りの「消費生活センター」へ連絡することを紹介している。


関連情報

URL
  架空請求対策マニュアル
  http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/kakuu_taisaku.html

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( 大津 心 )
2004/06/02 14:46

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