ナムコは21日、同社の子会社である日活の発行済み株式の過半数をUSENに譲渡する検討に関して合意に至ったと発表した。
日活は、1993年に当時のにっかつが会社更生手続法の申し立てを行ない、1996年に更生計画が認可されて社名を日活に変更。これを受けて1997年にナムコが資本を投入、ナムコの子会社として事業を展開していた。
今回の譲渡検討についてナムコでは、USENが掲げる「デジタルコンテンツプラットフォーマー」構想に基づく映像コンテンツの活用について受けた提案に大いに賛同したと説明。コンテンツとインフラを兼ね備えたUSENが主導権を持つことが日活のさらなる発展にとって良策と判断、発行済み株式の過半数譲渡の検討について合意に至ったという。
ナムコでは今回の株式譲渡の検討を、同社が推進するエンターテインメントビジネスを核とした事業再編の一環と位置付けており、今後は従来以上にコア事業に資源を集中、本業であるコンテンツ事業とロケーション事業の強化を進めていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.namco.co.jp/pr/release/51/51-003.pdf
■関連記事
・ USEN、ギャガ・コミュニケーションズへ100億円規模の経営支援を検討(2004/10/12)
・ USENがエイベックスの筆頭株主に、デジタルコンテンツ流通で事業提携(2004/09/28)
( 甲斐祐樹 )
2005/04/21 19:14
- ページの先頭へ-
|