ニフティとシマンテックは26日、迷惑メール対策について協力体制を構築することで合意し、迷惑メールの動向に関する情報の配信やイベントを開催していくと発表した。
ニフティでは、2004年5月に制定した迷惑メール対策ポリシーに基づいて、ユーザーを迷惑メールから保護する取り組みを進めてきたが、さらに取り組みを強化するためにはセキュリティ企業との協業が必要であるとしてシマンテックと提携するを決定した。また、シマンテックではユーザー数の多いニフティから迷惑メールに関する情報を得て、迷惑メール対策技術の精度向上を図るとしている。
今回の合意により、ニフティはシマンテックの迷惑メール対策製品「Symantec Brightmail AntiSpam」を採用し、収集した迷惑メールに関する情報をシマンテックに提供する。また、迷惑メール収集のための「おとりメールアドレス」をシマンテックに提供する。シマンテックでは、全世界で収集した迷惑メールの動向や特性に関する情報をニフティに提供するとともに、収集した日本の迷惑メール情報をもとに対策技術の精度向上やデータベースの強化を図る。
また、ニフティとシマンテックは日本国内での迷惑メールの特性把握および対策に関する定例会議を開催し、迷惑メールの国内動向に関する情報の積極的な配信、迷惑メール対策に関するインターネット利用者の認識向上を図るイベントの開催などを共同で実施する予定だ。
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■URL
ニュースリリース
http://news.nifty.co.jp/niftynews/2005/04/post_7f38.html
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( 三柳英樹 )
2005/04/26 12:54
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