米Microsoftは25日、2004年9月から試験運用を実施していた正規Windows推奨プログラム「Windows Genuine Advantage」(WGA)の正式運用を開始し、「WGA バージョン 1.0」として全世界で提供すると発表した。Windows XPおよび2000のユーザーが対象となる。
WGAは、利用しているWindowsが正規版かどうかを確認するプログラム。WGAプログラムの利用者には、スライドショー作成ソフトやLZH形式の圧縮ファイルを展開できるツールなどの特典も用意している。
今回提供するバージョン 1.0では、Windows UpdateやMicrosoft Updateから提供されるWindowsの更新プログラム、およびダウンロードセンターを利用する際、WGAによるライセンス確認が初回アクセス時に必要となる。検証プロセスとしては、Active Xコントロールによる専用モジュールをダウンロードしてチェックするため、プロダクトキーの入力は不要だ。なお、セキュリティ更新プログラムなど重要度の高い更新プログラムについては、WGAによる検証の有無にかかわらず、ダウンロードセンターや自動更新経由で全てのWindowsユーザーに提供される。
そのほか、Windows XPの偽造品を正規品と無償で交換する制度も開始。偽造ソフトウェア購入報告書、購入証明書、偽造版CD-ROMを提出すれば、マイクロソフトが書類を審査した上で正規ソフトが無償で提供される。なお、偽造ソフトウェア購入報告書のみを提出したユーザーについては、書類の適格性を判断した上で、Windows XP ProfessionalのWGAキットを18,625円で、Windows XP Home EditionのWGAキットを12,375円で販売する。
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■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2348
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( 増田 覚 )
2005/07/26 17:22
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