ソフォスは1日、10月に同社が検知したウイルスをまとめた「月間トップ10ウイルス」を発表した。Mytobワームの亜種が6種ランクインした。
ウイルスの報告割合は、Netsky.Pが17.1%で4カ月連続で1位。次いで、Mytob.GHが8.1%、Mytob.EXが5.7%。10月16日に発生したMytob.GHが2位に入っており、「衰える気配もないことから、11月はこのMytobの亜種が1位になることが予想される」という。Mytobの亜種は6種類がランク入りしており、その半分は新規に発見されたものだった。
新規ウイルスとしては、Mytob.GHやMytob.EXの亜種を含むMytobワームが、全報告数の3分の2以上を占めた。MytobはHellbotというギャング集団に所属するメンバーが作成したとしており、「何人かのギャングメンバーを持つことで、数種類の亜種を短時間で簡単に作成できる」という。
10月に検知した新規ウイルスは1,689件で、過去最高の数値に達した。ウイルスメールの割合は、10月に流通したメールのうち1.66%(60件に1通)で、9月の1.53%(65通に1通)から減少した。
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■URL
ニュースリリース
http://www.sophos.co.jp/pressoffice/pressrel/20051101topten.html
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( 増田 覚 )
2005/11/02 13:46
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