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情報通信審議会、100Mbps超の高速無線LAN導入への技術的条件の審議開始


 総務省は27日、情報通信審議会 情報通信技術分科会 5GHz帯無線アクセスシステム委員会から「高速無線LANの技術的条件」について、審議を開始する旨の報告を受けたと発表した。

 高速無線LANの技術的条件の審議は、IEEE 802.11nの標準化動向、次世代情報家電における候補システムとして5GHz帯無線LANがワイヤレスブロードバンド推進研究会から提案されたことなどを受け、既存の無線LANと同じ周波数帯域を使用して、100Mbps以上の高速無線LAN実現の導入に向けて行なわれるもの。審議では、40MHzの帯域幅を追加したチャネルの広帯域化、MIMOによる空間多重伝送、空中線電力の測定法などが主な検討課題となっている。

 総務省では100Mbps以上の高速無線LANの利用ニーズについて、有線系のブロードバンドに遜色のない伝送速度によるインターネット常時接続や、高品位の映像ストリーミングが可能な次世代情報家電間の接続などを挙げている。同省では2006年9月頃に答申を受けたのち、関係規定の整備を行なう予定だとしている。


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URL
  総務省 報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060327_4.html

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( 村松健至 )
2006/03/27 20:14

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