三井住友銀行は、5月22日以降、同行から「三井住友銀行」名義で利用者のPC宛に送信するメール全てに電子署名を付与する。銀行からのお知らせ、商品・サービスの案内、各種サービスなどで送信するメールに電子署名が付くのは国内大手銀行では初めてだという。ただし、携帯電話宛のメールは対象外。
今回の電子署名は、日本ベリサインが発行しているS/MIME形式の電子署名を利用。電子署名の内容は、送信アドレス形式が「***@***.smbc.co.jp」で、電子証明書発行対象が「SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION」、電子証明書発行元が「VeriSign Class3 Organizational CA」。なお、S/MIME形式に未対応のメールソフトで署名付きメールを受信した場合は、電子署名は添付ファイル「smime.p7s」となる。
三井住友銀行では、「メールに電子署名を付与することで、送信メールの送信者が間違いなく三井住友銀行であること、メールが送信途中で改竄されていないことを証明できる。フィッシング詐欺対策としても有効だ」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.smbc.co.jp/news/html/j200044/j200044_01.html
サービス概要
http://www.smbc.co.jp/security/smime/
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( 鷹木 創 )
2006/04/13 18:44
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