ジャパンケーブルネット(JCN)は17日、HFC(Hybrid Fiber Coax)ネットワークを利用した100Mbps超のインターネット接続サービスのフィールドトライアルを開始したと発表した。
HFCとは、基幹ネットワークには光ファイバを利用し、ユーザー宅へは同軸ケーブルを使うネットワーク構成方法で、CATV事業者などで採用されている。今回のフィールドトライアルではCATVインターネットで採用されているデータ通信規格のDOCSIS 2.0をベースに開発した技術を使用し、複数のチャネルを束ねる「チャネルボンディング」で高速化を実現する。
トライアルは5月10日より開始し、7月頃まで実施する予定。高速通信実現の確認に加え、サービスを提供するにあたっての工事作業性や使用機器の安定動作、保守運用作業性などを確認する。1チャネルあたりの伝送速度は40Mbps前後で、JCNでは4チャネル程度を束ねて100Mbps超の伝送速度を検証するほか、ボンディング数を変えた2種類の形式による比較も行なう。
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接続構成イメージ
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■URL
ニュースリリース
http://www.j-cnet.co.jp/news/1181282_809.html
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( 甲斐祐樹 )
2006/05/17 14:34
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